平成28年 9月


幼児等がスポーツに関心を持つような取り組みは

哘清悦

 リオーオリンピックでの日本選手の活躍は、国民を大いに元気

にした。

 オリンピック選手の共通点は、幼い時からその種目に興味を持

ち練習を開始していることと、そのきっかけが親であることが多

い。

 初期の段階は、親が一番の指導者でありスポンサーであると感

じた。

 才能を持って生まれた子供でも、スポーツを始める機会に恵ま

れなければ、せっかくの才能が埋もれたままになってしまい、非

常にもつたいない。

 自分の子供がスポーツに興味を持つ機会を十分に与えられない

保護者が多いと思う。実情の把握は。


誰でも参加できる軽スポーツの集いと

低学年児童対象の軽スポーツ教室を実施

町 長

 今後、新しい体育館の建設に向けて、町民へのアンケート調査

等を実施する予定。その中で、スポーツをしていない子供たちの

理由や保護者の関心度等を把握できるような調査項目を設け、現

状を把握していきたい。


哘清悦

 当町のスポーツ振興策は、子供がスポーツに興味を持つ機会を

十分に与えることができているか。


町 長

 今年度は、その第一歩として、スポーツの楽しさや他の者との

連帯感を体感してもらうという観点から、ルールが簡単で遊び感

覚でできる軽スポーツを奨励し、子供から高齢者までが参加でき

る軽スポーツの集いの事業を実施する予定。

 また、モデル的に天間西小学校の低学年児童を対象とし、放課

後の時間を活用した軽スポーツ教室を開催し、スポーツに触れる

きっかけとなる事業を実施する。

 行政以外では、町サッカー協会で、幼稚園やこども園等の未就

学児を対象に、体を動かすことから始め、遊びを含めた運動を行

い、スポーツに興味を持たせるためのサッカー体験教室などの取

り組みを行っている。


哘清悦

 スポーツ振興策の現在の課題は。

 

町 長

 児童・生徒の減少で、スポーツ少年団に加人する児童が減少し

ていることと、中学校の部活動においては、1校だけでチームを

編成できない団体競技が増えていること。

 スポーツ少年団や部活動をしている児童・生徒・指導者を巻き

込んだ保護者間のトラブルも増えて、その解決や指導者不足とそ

の確保も大きな課題。


哘清悦

 今年7月の参議院選挙で、大阪府泉大津市選管が、参院選当日

用の全投票用紙、計約8万枚を誤つて廃棄処分した。

 当町の対策は十分か。


選挙管理委員会事務局長

 青森県選挙管理委員会から受領した約3万枚の投票用紙を、1

8投票区と期日前投票所ごとに袋詰めして、鍵のかかる選管専用

の保管庫で管理しているので、誤破棄は起きないと考えている。


哘清悦

 民主や民主党と書かれた票を、無効と判断した選管もあれば、

民進党の有効票として判断した選管もある。

 市町村選管で判断にばらつきがあるのは問題で、統一すべきだ

が、当町選管の判断は。


選挙管理委員会委員長

 民主と記載した投票が自由民主党、社会民主党、解散した民主

党のいずれかに対するものか判断することは困難であることから

、無効票とした。


哘清悦

 姓は正確に書けても、名を間違えて無効になるとすれば、字を

正確に書く自信がない人は、他に同じ姓の候補者がいない場合、

姓だけ書いた方が良いことになる。当町選管の判断は。


選挙管理委員会委員長

 記載の状態から効力が決定されるため、字が間違っているから

と一概に無効と判断していない。

 投票した選挙人の意志が明白であれば、有効にしなければなら

ないと規定されているので、1票1票を点検して効力を決定して

いる。

 同じ姓の候補者がいない場合、姓だけを書いた方が良いことに

なる事例においては、そのとおりだが、全ての選挙でそうして良

いと判断できない。